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家紋がもっと面白くなる

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秋の夜長、みなさんはどのように過ごしていますか?
芸術の秋、食欲の秋、スポーツの秋、「読書の秋」・・・。

今回は紋(家紋)に関する本を紹介します。

ひとつめは「知っておきたい日本の苗字と家紋」(武光誠著:角川学芸出版)。写真では上。
文庫で薄いので手軽に手に取れます。内容は苗字に関する記述がメインでその歴史とともに家紋も紹介されています。文章はちょっと堅めですが家紋の始まりや家紋に関する疑問、家紋モチーフと苗字の関係などもわかりやすく説明してくれます。日本史の復習的要素も若干・・・。

その下にあるのが「家紋の話~上絵師が語る紋章の美」(泡坂妻夫著:新潮選書)です。
ちょっと厚めの本ですが、紋の誕生から歴史、進化、またデザインとしての美しさや意味、江戸時代の人々の粋など、多岐にわたってしっかりと説明してあります。気になる部分をかいつまんで読んでみても十分楽しめます。紋の図柄もたくさん載っていてきれいですよ。

普段はあまり読まないこんな本も、たまにはいかがですか?
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by hananana7s | 2008-10-17 12:16

秋の彩り

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今日で9月も終わりです。
ここ数日はこれまでの残暑がウソのように涼しく、急に秋めいてきましたね。

秋は私が大好きな季節です。
空気も澄み、動から静へ移りゆく季節の中で鮮やかに色づく山々。日本の季節の美しさを一番感じられる時期です。
紋にも様々な秋の草花が登場します。桔梗やススキ、菊、銀杏や紅葉。春の花よりも大人しく、静かでどこか物悲しい小さな草花。
そんな静かに咲く草花をも美しい紋にしてしまう当時の人々はやっぱり「粋」だなと感じます。紋のモチーフとしては、華やかな春の花々よりも秋の花の方が多く使われているほどです。

秋の夜長、そんな小さな秋の草花のモチーフで、何かを作ってみてはいかがでしょう。
私も何か作ってみます。出来たらまたお知らせしますね。

写真の紋は八重桔梗(やえぎきょう):右上、五ツ紅葉(いつつもみじ):下、三ツ軸銀杏(みつじくいちょう):左上・・・です。
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by hananana7s | 2008-09-30 17:27 | 植物モチーフの紋

ものづくし

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・・・サボってしまいました・・・かなり・・・スイマセン。
今回は~・・・と季節の植物とかいろいろ考えましたが、ちょっと趣を変えて「ものづくし」でいってみました。
紋にはこんな「日常のモノ」をモチーフとしたものも数多くあります。(左から「三ツ重ね盃」「丸に一ツはさみ」「堤盤(ちょうばん:開き扉などのつなぎ目の金具、蝶番」)
実際、家紋をはじめ紋のモチーフとして多く使われているのが植物と道具。植物は桜をはじめ梅や菊、橘、南天にかたばみ・・・まあ、全体的に大人しいというか地味なものが多いようです。また道具でも、ハサミや枡、扇。さらに釜敷きや鐶(かん:箪笥の引き手)まであります。
こうして見ていくと、いかに日本人が小さいもの、目立たないものを愛しみ、大切にしていたかということがわかります。
ヨーロッパなどの家紋などに登場するような勇ましい、ライオンや鷹などのおおきな動物やきらびやかな文様は見られません。
この、手の中に入るような小さなモノへの愛情やそれをシンプルなデザインの紋にする粋は、日本人にしかない細やかさや風情につながっているのだと思います。
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by hananana7s | 2008-05-28 13:53 | モノの紋

サクラサク

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いよいよ4月です。
満開のさくらのもと、新しい生活のスタートを迎えるかたも多いのではないでしょうか。
今回の紋は、もちろん「桜」です。やっぱりたくさんありました。
古の時代から、多くの人の心を掻き立て、和ませてきたのでしょうね。

いまや日本の代表ともいえる桜。でも桜の花が庶民の間でも持て囃され、花見が一般的になったのは江戸時代からのこと。それまでは、貴族や武士の間で鑑賞され、また歌や大和絵、武具の意匠などに多く用いられていました。

各地で満開の桜が咲き競っていますが、私は個人的にはやはり散りぎわが好きです。いっせいに降り注ぐ桜の雪、見上げると少しずつ顔を出す新緑の葉。周りの空気までもが新しく感じられます。

写真の紋は左上から時計回りに「桜」「結び桜」「裏桜蝶」です。
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by hananana7s | 2008-04-01 07:24 | 植物モチーフの紋

気持ちを送る

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前回に引き続き、「気持ちを送る」をテーマにしたいと思います。
最近では、メールなどで気持ちを伝えることが多いかと思います。確かに感じたときのリアルさが伝わってきていいと思いますが、たまにはその人のことを思いながら、手書きのメッセージをカードに書いて送るのも素敵なことですよね。
普段は照れくさくてなかなかいえない感謝の言葉や愛のこもった言葉、今までの思い出や励ましの言葉・・・
アナログな、あったかい気持ちを美しい花や相手の幸せを願う縁起物の紋とともに送ってみてください。

写真の大きな方は二つ折りのカードの表紙です。色画用紙に紋(禿菊:かむろぎく)をちょっとずらして貼ってみました。中には同じ(またはひとまわり小さい)大きさの白い紙を挟みこんでいます。
左の小さなものは、名刺サイズのカードです。白い無地のカードに紋(角宝結び)を貼っています。裏に(またはこの面にでもいいかも)メッセージを書きます。

切った紋を貼るだけで、ちょっと和風なしゃれたカードになります。
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by hananana7s | 2008-03-17 00:41 | 紋のある生活

心に花を添えて

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3月になりました。ようやく穏やかな天気になってきましたね。
春は出会いと別れの季節。卒園、卒業、就職、転勤、引越し・・・3月はとりわけ「別れ」の季節かな。
そんな時、お世話になった方や仲の良かった友達に小さな感謝のプレゼント。その包装に、こんな工夫はいかがでしょう。
・・・花咲く小さな贈り物。

【作り方】
①パラフィン紙もしくはトレーシングペーパーのように透ける素材の紙の袋を2枚重ねます。(写真のはトレーシングペーパーで袋を作りました)
内側の紙袋は色の着いたものでもきれいかも。

②小さめに作った紋(写真は「初雪」:小花に見立てて)を重ねた紙の間に入れる。
内側の紙に糊付けしてもいいけど、中で動いて雰囲気が変わるのもいいですよ。

③紙袋の上部にパンチで穴を開けてリボンを通す。
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by hananana7s | 2008-03-10 12:29 | 紋のある生活

菱もち

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もう2月も後半です。早いですねえ、やっと正月が終わったかと思っていたのにもうすぐ3月(と・・・歳?)。
3月といえば、「ひなまつり」ですね。
最近なんだか「ひなまつり」って以前よりよく取り上げられられてますよね?日本文化の見直し?和風テイストブーム?懐古主義かも。
「ひなまつり」だったらやっぱり桃の花!と思っ・・・・たんですが、ないんですよね、桃の花の紋。梅とか桜はさまざまな紋があるんですが、桃は「桃の実」の紋。
なので今回は「菱餅」を取り上げてみました。
ちょっと気になっていたんです。なぜひな祭りにひし形の三色のお餅を飾るのか。

菱餅をひな壇に飾るようになったのは、江戸時代のころから。菱形は水草の菱の葉をかたどったもので、葉っぱの先が尖っているので魔よけの意味があるらしいです。
三色の色にも意味があります。白は子孫繁栄、赤は魔よけ、緑は萌える大地の活力をいただく。子どもの健やかな成長と幸福を願ったものなんですね。

今日の紋は「角宝(かくたから)結び」です。
この紋は「結び目」のかたちなんですが、結び目にも「魔よけ」の意味があるらしく、形も菱形なので・・・。
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by hananana7s | 2008-02-25 11:38 | 植物モチーフの紋

道端に咲く小さなハート

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2月14日。今日はバレンタインデーですね。
店頭には様々な美しく美味しいチョコレートが並んでいます。最近ではこの時期限定のチョコレートを「自分チョコ」として買って行く女性も多いそうですね。

大好きな男性(女性)、お世話になっている方、または自分に・・・「ありがとう」を込めてプレゼントを送るのはとてもステキなことですよね。

この日にちなんだ紋モチーフを・・・と探してみたんですが、なかなかイイのが見つからない。
そこで目にとまったハート型。

「片喰(かたばみ)」という植物の葉っぱのモチーフなんですが、ハートが三つのかわいい紋でしょう?どこにでも生えている、クローバーに似た葉の雑草です。
花言葉は「輝く心」。

道端に咲く雑草も、こんなにきれいな紋にしてしまう・・・日本人のセンスってすごい。
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by hananana7s | 2008-02-14 06:16 | 植物モチーフの紋

読書を楽しく

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さ・・・寒い。
関東地方では結構な量の雪が降っているみたいですね。九州の我が家では雪ではなく冷たい雨が降り続いていました。
こんな寒くて天気も悪い休日は、家の中で温かい珈琲でも飲みながら読書するのがいいですね。
せっかく出来上がった紋がいくつかあるので、何かに使えないかと・・・でも簡単な方がいいし。
そこで、ブックカバーを飾ってみました。作り方はとっても簡単です。

①本屋さんでつけてもらったカバー(今回はクラフト紙のタイプ)を裏返して同じ折り目で反対側に折る。
(もっときちんときれいなものを作りたい方はカラー用紙とか和紙とかを同じサイズに切って使ってください。)

②作った紋を好きな場所に置き、糊付けする。真ん中にひとつ貼ってしまうのは面白くないので、場所を変えたり切ってみたりして自由にやってみてください。

③糊付けだけではやっぱり剥がれてしまうので、トレーシングペーパーで覆ってしまう。色合いもちょっと柔らかくなって、いい感じです。トレーシングペーパーは100円ショップでも手に入ります。

簡単なわりにはちょっといいでしょ?読書も楽しくなりますよ。
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by hananana7s | 2008-02-04 01:56 | 紋のある生活

春を待つ~梅の花の紋

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最近、ずいぶん寒い日が続きますね。今までが暖かすぎたのかもしれませんが・・・それにしても寒い。
でも今日、植物園の通り道に梅の花が咲いているのを見つけました。小さな春の足音をそっと教えてくれているようでした。

1200年以上前、最初は薬として中国から伝わった梅の花。平安貴族に好まれ、当時は花見といえば桜ではなく梅だったそうです。

紋にも多くの梅の花が登場します。その中で今回紹介するのは「かげ八重(やえ)梅」:左と「日向爪形光琳梅(ひゅうがつめがたこうりんううめ)」:右です。シンプルだけど、なんだか暖かい紋ですよね。
右の「日向爪形光琳梅」の“光琳”とは、かの有名な尾形光琳です。でも、この図案を彼が作ったというわけではありません。彼の画法の影響を受けた絵師が作った「“光琳好み”のデザイン」という意味だそうです。
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by hananana7s | 2008-01-27 23:42 | 植物モチーフの紋