冬の紋切り遊びです。ほら、こんなにきれいな雪の結晶が生まれます。 素敵でしょ?冬の季節にピッタリ。紋切り遊びには、このほかにも「なだれ雪輪」や「こもり雪」など、色々な雪の紋切り(紋)があります。 ところでこの紋切りの、美しい六角形の雪の結晶、実はこれを発見したのは江戸時代で、土井禄位(どいとしつら)という下総古河(今の茨城県)のお殿様なんです。 雪の結晶は当時、世界的にも先駆的発見だったそうです。すごいですね! 土井禄位(どいとしつら)は蘭学者の家老と一緒に20年もの間、南蛮渡来の顕微鏡を覗いては忠実にスケッチを続け、遂には『雪華図説』という本まで出版してしまったんです。 これを目にした江戸の町の人々はその美しさにビックリ。すぐに着物や手ぬぐいの柄などに取り入れるなど(雪輪など)大流行し、家紋にまでなったそうです。江戸時代の人たちの好奇心とセンスのよさには脱帽です。 雪の結晶を紋章に取り入れているのは日本くらいなんですって。 今見ても古さを感じさせない、むしろ新しくさえ感じてしまう紋切りの紋様です。
by hananana7s
| 2008-01-22 16:49
| 自然モチーフの紋
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